大村市歴史資料館では、企画展「大石一久氏寄贈 拓本にみる大村の石造物」を開催中です。
拓本とは、石や金属などの表面に彫られた文字や模様などを湿らせた紙を貼って墨を打ち付けることで、これを写しとることです。
今回の拓本は、市内在住の石造物研究家である大石一久氏が、長年の研究の中で収集してきたものを展示しています。
圧巻は高さ約3m以上ある武留路地区の岸壁に彫られた仏様の拓本です。
拓本の魅力の一つは、写真では伝わらない、実物の大きさを表現できることです。
また、展示室ではライトをわざと暗くし、仏様の顔が浮かび上がるように工夫しました。
展示室では、その大きさや雰囲気を体験してもらえたらと思います。