展示案内

大村市近代資料室(プラットおおむら5階)

第21海軍航空廠関係の資料を中心に、廃藩置県後から終戦後までの大村の歴史を紹介する施設です。史料や体験者の証言などを紹介し、展示替えも行っています。

(1)近代国家へ向けて

明治維新後の日本は「富国強兵」をスローガンに近代国家建設に進みました。

郵便・鉄道の導入や、新しい産業に関する史料から、大村の近代化について展示しています。

  • 大村駅舎建築当時の鬼瓦
  • 竹松農協澱粉工場落成記念盃

(2)陸軍歩兵第46連隊

大村が後に軍都として歩む第一歩となったのは、陸軍歩兵第46連隊の設置でした。

46連隊の宣伝として作られた絵はがきや、幹部候補生が記録した日記などを展示しています。

  • 絵葉書 大村駅ニ於ケル 出征歩兵第四十六連隊軍旗
  • 軍用食器 陸軍星章入り皿

(3)大村海軍航空隊

第一次世界大戦以降、戦場において航空機が重要視され、日本の陸海軍には航空隊が新設されました。

西の防衛拠点である長崎県における、大村海軍航空隊設置の背景を紹介しています。

  • 絵葉書 大村海軍航空隊
  • 敵基地航空機行動圏図

(4)第21海軍航空廠

兵器としての航空機の需要が高まり、海軍航空隊が設置されていた大村にも海軍の飛行機工場が稼働しました。

工場で使われた道具や書類、工員・挺身隊・動員学徒に関する史料を展示しています。

  • 発動機製作番号記録器具
  • 神風鉢巻

(5)市民生活と空襲

戦争は国家総力戦に突入し、人々の生活の全てが戦争に関わっていきました。

徴兵に関する史料や銃後史料から、戦時中の人々の生活の一部を展示しています。

  • 防衛食陶器製容器
  • 紙芝居「米国の東亜野望史」

(6)大村の都市形成と市制施行

第21海軍航空廠を始めとした複数の軍事施設が集まった大村は人口が増加し、1町5か村が合併して1942(昭和17)年に大村市が誕生しました。

市制施行に関する当時の行政資料から、合併の動きを紹介しています。

  • 記事『大村市実現の鍵』 福岡日日新聞長崎版

(7)戦後復興と記憶の継承

2つの原爆投下を経て終戦を迎えた日本は、戦争の記憶を継承しながら復興へと向かいました。

戦後の引揚げに関する史料の展示や、戦後の平和活動の紹介をしています。

  • 器具払下げ票
  • 割増金附第1回愛国債券
  • 写真「零戦大村を飛ぶ」

利用案内

所在地
〒856-0832 大村市本町458-2 プラットおおむら 5階
休館日
毎週月曜日、年末年始 ※ 歴史資料館と開館日が異なる場合があります
開館時間
10時から18時
利用料金
無料
駐車場
専用駐車場なし 近隣の駐車場を使用 プラットおおむらインフォメーションへの申請で駐車場割引あり(市営第1~3のみ) ※詳細はプラットおおむら1階インフォメーションへお問い合わせください。
お問合せ先
〒856-0831 大村市東本町481 大村市歴史資料館 TEL:0957-48-5050