大村の歴史情報
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   将軍の跡継ぎをめぐる争いなどによって室町幕府の力が弱まると、幕府に頼らずに自分の領地を支配しようとする戦国大名たちがあらわれます。彼らが領地をひろげるために争いをくり広げた100年間を、戦国時代といいます。
   大村では、大村家第16代の純伊が、本堂川近く (水田郵便局付近)に大村館とよばれる居館を建て、今富(福重出張所付近)に城を築きました。純伊は、島原の有馬勢に負けて領地を失いましたが、周辺の武士に助けられ領地を取り戻しました。
   17代純前のころには、大村館の周りに一族・家臣の屋敷や寺社、店が建ち並ぶ町がありました。この様子は「大村館小路割之図」という絵図から知ることができます。また、最近の発掘調査の成果から、当時の武士の生活の一部を知ることができます。



   18代の大村純忠は、有馬家からの養子として大村家に入りました。養子の純忠にしたがわない家臣たちも多く、周囲の大名からも攻撃を受け、休みなく戦いをくりかえしました。そのような中、純忠はキリスト教を受け入れ、また外国との貿易によって富と軍事力を手に入れようと考えます。
   キリシタンになった純忠は、家臣・全領民をキリスト教に改宗させるとともに、長崎を開港し、ローマに少年使節を送るなど、日本の歴史に残る活動をしました。
   純忠は三城城を居城として、領地を拡大していきます。のちの大村藩領のほとんどは、純忠によってまとめられました。

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